Poissoonnier、フランスの魚屋さん

写真:mika inoüé 文・料理・コーディネート:猫沢エミ

内陸にあるパリでは、魚介類はちょっと高め。しかし、日本人の私にとって、魚はときどきむしょうに食べたくなる食材。どうせ買うのなら、新鮮でよりいいものを。そして、日本では街中になかなか出回らない手長えび(Langoustine/ラングスティーヌ)や、ムール貝(Moule./ ムール)を思い切り食べたい!北欧からやってくるぴかぴかの鮭(Saumon/ソモン)や、高級食材の舌平目(Sole/ソル)も、パリでならちょっと奮発してぜひ食べたいところ。逆に、日本ではどこにでも売っているあさり(Palourde/パロウルド)はとても高いから、ちょっと注意が必要。初心者の方には、すでにおろしてあるフィレを買うのがお勧めだが、一匹買いしたい場合は、うろこがついているので欲しい魚が決まったら「Pouvez-vous l’écailler S.V.P.-プヴェ・ヴー・レカイエ・スィルヴプレ(魚のうろこを落としてもらえますか?)」と頼もう。

 

DAGUERRE MAREE
4 rue Bayen 75017 Paris
Tél:01.43.80.16.29
月曜定休
火〜金9:00〜19:00
土 8:30〜19:15 日・祝 9:00〜13:00
http://www.daguerre-maree.fr
 

 

親切な黒人のムッシュが、魚について丁寧に説明してくれるサンパなお店。ここの魚はどれもぴかぴかでとても新鮮!いわし(Sardine/サルディンヌ)なんか、自分でちゃっちゃとさばいてお刺身でいけそうです。店内には、お魚系のお惣菜屋さんもあるので、フレッシュなテリーヌを買うのもいい。「今日の手長えびは、スコットランド産だよ!」とムッシュ。この日のお値段は
キロあたり、24,80€。かなり高めだけれど、活き手長えびもいました。

魚屋さんのお惣菜コーナーには、いろんな種類のタラマ(タラモ)ペーストが揃っていて、まよってしまう!小さなパンケーキのブリニを買って、シャンパンをアペリティフにタラマ&ブリニ。う~ん、よだれが出ちゃう。

 

 


BONZOUR JAPON Nº 21 [ パリでお料理がしたい!] より

*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。