サヴィニャックゆかりのビストロはこちら

写真:ゴトウヒロシ 文:猫沢エミ コーディネート:田中敦子

 Les Vapeurs
レ・ヴァプール(Brasserie)
160 boulevard Fernand-Moureau 14360 Trouville-sur-mer
Tél:02.31.88.15.15.24
www.lesvapeurs.fr
定休日なし(但し、12月24、25日は休)
平日 8:30~23:30 週末 8:30~00:30

 

 

‘ル・ソントラル’と並ぶ、トゥルヴィルを代表するブラッスリーといえば、ここ、‘レ・ヴァプール’。ル・ソントラルが作家デュラスの行きつけならば、こちらはサヴィニャックが連日入り浸った行きつけのレストラン。席につくと、サヴィニャックの描いたレ・ヴァプールのシンボルイラストつきメニューが渡されるが、これは1988年にサヴィニャックに依頼して描いてもらったものだとか。イラストのとおり、気さくで動きのよいギャルソンさんたちが、快いもてなしをしてくれる。ちなみにサヴィニャックの特等席は1F奥の赤いソファ席(写真上)。夏はテラス席がお勧め。ノルマンディー特産のシードルと共に…

ギャルソンさんに「サヴィニャックが好んで食べていたメニューは?」とたずねるとSole meunière-舌平目のムニエル(33.70€)、Crevettes chaudes-活小海老の温製(13.70€)、Moules de bouchot à la créme(14.30€)、この3つだね!と教えてくれた。それならば、3番目のムール貝のクリーム風味を頂きましょう!ということで、これ。大西洋で獲れるムール貝は、小粒ながら身がぎゅっとしまって味が濃いのが特徴。お鍋の下に沈んでいるたっぷりのスープもお皿にそそいで、そこへフレンチフライを浸して食べれば、うーん…セ・スューペル・ボン !!

 

 

 

(写真右)生牡蠣好きの方は、ぜひ牡蠣を。ここで出されるSt-Vaast la hougueの牡蠣は日本のものとは違い、身が薄くひらべったい。薄いからといって侮ってはいけません。味は濃く、きりりと美味。生牡蠣が苦手な編集長も難なく食べられました。6個(14€)から注文できるので、前菜やサイドメニューとしてもどうぞ。

(写真左)ムール貝の正しい食べ方は、まず貝をひとつ食べ、その殻を片手に持ち、トングの要領で貝をつまんでお口へポイ!フォークを使わなくてOK。

 

 


BONZOUR + Nº 15 [トゥルヴィル、かもめとサヴィニャックに出会う海辺の街へ] より

*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。