手ごろな価格で、 普段使いの食器が見つかるお店

写真/新村真里  取材・文/猫沢エミ

FOLLE DU LOGIS
フォル・デュ・ロジス


25 rue Saint-Paul 75004 Paris(Village Saint-Paul内)
Tél :01.44.61.79.02
Métro :1番線 St-Paul
火・水曜定休 11:00~18:00

 

 

 

 

 

 

ヴィラージュ・サン・ポール内、左手奥、静かな佇まいが心和むフォル・デュ・ロジスは、マリ・クレールで20年間デコレーションの仕事をしていたマダム・プラカンのお店。彼女の確かな目で選ばれたフランス雑貨は、どれもとても手ごろな値段。おしみなく普段使いできる食器やリネンがところ狭しと並べられ、あれもこれも欲しくて、つい迷ってしまいそう。特にパリの南郊外のショワジー・ル・ロワで1804年から作られているクレイユ・エ・モントローのカフェ・オ・レ・ボウルなど、フランス雑貨の良さが存分に味わえる品揃えが魅力。一点物も多いため、商品の有無については行ってみないとわからないところも、アンティーク探しの一期一会的な愉しさがあって良い。

 

 

真っ白で清潔感のある店内には、1930年代〜現在までの温かみのあるテーブルウェアが充実の品揃え。貴重な掘り出し物が見つかることも。

(写真左)店の庭先に出されている蚤の市風のコーナーには、10€前後のお買い得なお皿やグラスがあるので、ぜひチェックを。今では貴重な手刺繍のリネンや、ぬくもりを感じるフランス各地方の陶器なども。ヴィラージュ・サン・ポールのあるマレ地区は、古くからユダヤ教徒のカルチエという歴史

を持つため、キリスト教で定められている、安息日の日曜日も開いている便利なカルチエ。そのかわり、火曜日に定休を取るお店が多いので注意。ここで紹介しているお店はどこも個人経営で、お昼時の1:00~2:00頃に食事のため、一時的にお店を閉じるところも多い。もしも閉じていてもがっかりしないで、時間をずらしてまた寄ってみよう。また、オーナー自身が買い付けなどで定休日以外の日にお店を急に閉じることもあるので、そのときは気分を切り替えてまた別日に来てみよう。

 

Les informations

気持ちのよいお買い物のコツとして、商品を手に取るときは、一言、Je peux toucher ça ?-ジュプ・トゥーシェ・サ?(触ってもいいですか?)と、たずねると印象が良い。
蚤の市ではないので、最初から「まけて!」は下品。まとめ買いするときや、高価なものを購入する際に、Pouvez-vous moins cher un peu ?-プヴェ・ヴ・モワン・シェール?(少しまけて頂けますか?)と聞いてみよう。

スーツケースに入りきらないほど買ってしまったら、別送便で日本へ送付するとよい。早めに申し込めば滞在先まで箱を届けてくれたり、荷物の集荷もしてくれる。様々なプランがあるので、日本語で問い合わせてみよう。

⚫︎欧州ヤマト運輸 パリ支店/Yamato Transport Europe B.V.
21 Rue d’Argenteuil 75001 Paris
日曜・祝日定休 月〜金 / 9:00〜17:00  土 / 10:00〜15:00
Métro :7,14番線 Pyramides
Tel: 01.42.97.58.99(日本語可)
Fax: 01.42.97.58.37
E-mail:takparis@yamatoeurope.com
http://www.yamatoeurope.com/japanese/


BONZOUR JAPON Nº 12 [パリのヴィラージュ・サン・ポールで雑貨を探す] より

*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。