ボンズールジャポン64号2017年8月10日発行

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  • Mars 2017
  • ボンズールジャポン64号
  • 2017年8月10日発行

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日々、明らかになってきているアントワネットの素顔。
 私世代の、特に女性のみなさんは、マリー・アントワネットをはじめとするヴェルサイユ宮殿に咲いた王族の印象を、当時爆発的にヒットした漫画から得ている方が多いのではないかと思う。日本だけにとどまらず、アントワネットは世界中の後世の人々に、強烈なイメージを抱かせるカリスマを持っていたことは確か。ただ、それゆえに歪められた人物像が流布された最たる人、でもあった。近年、専門家による歴史の解明が進められ、まことしやかに語られていた王族の姿が明らかになってきている。取材に当たり、ヴェルサイユ宮殿のキュレーターおよびマリー・アントワネット研究の第一人者であるラファエル・マソンさんから貴重なお話をたくさん伺うことができた。学がない、ただの浪費家というマリーのイメージの多くはフランス革命時より創られたもので、それまでの王制のすべてを否定せざるを得なかった当時の背景によるところが大きいようだ。実際には、彼女がフランスへ輿入れした際には、すでに日常会話は問題なくこなせるだけのフランス語力も身につけていたし、たしかに勤勉なタイプではなかったものの、あらゆることに興味を持つ好奇心旺盛で豊かな感性の持ち主だった。「マリー・アントワネットは歴史上の人物で、初めてその人柄をプライベートな視点で深く研究された人なんだ。それだけ彼女が、後世に至っても人を惹きつける不思議な魅力に満ちているという証拠だ。」と、マソンさんは語る。前編に続き、後編号ではそんな彼女のプライペートをより深く垣間見るポイントをご紹介します。

2017年7月 ボンズール・ジャポン編集長 猫沢エミ

  
       

猫沢エミ Emi Necozawa ミュージシャン、フランス文化に特化したフリーペーパー『BONZOUR JAPON』編集長、文筆家、映画解説者。1996年、コロムビア・トライアドレーベルよりシンガーソングライターとしてデヴュー。2002年の渡仏後は、フランス文化に根ざした活動を多分野で展開。2007年より『BONZOUR JAPON』の編集長を務め、現在はフランスと日本を往復する生活。『パリ季記』(地球丸)『パリ通信』(主婦の友社)『猫と生きる。』(辰巳出版)『フランスの更紗手帖』(パイ インターナショナル)など、著書多数。



6月16日(金)
open 18:30 start 19:00
会場:fukadaso(江東区平野1-9-7)
定員:35名様限定 ※ 要予約

出演: 猫沢エミ(BONZOUR JAPON編集長)
シリル・コピーニ(翻訳、落語家)etc.

6月16日(金)開催の『ボンズール・ジャポン創刊10周年トークショー~Nos 10ans de Bonzour Japon』の公式Webサイトでの情報UPがギリギリになってしまいまして申し訳ございませんでした。情報UP後、瞬く間にチケットのご予約が入りまして、お申込みはすでに締め切らせて頂きました。たくさんのお申込み、まことにありがとうございました。大変ご好評につき、今後こうしたイベントを定期的に開催していく予定ですので、今回、ご予約が間に合わなかったみなさまには、ぜひ次回のイベントへお越し下さいますようスタッフ一同、心からお待ちしております。お詫びと共に、重ねてたくさんのお申込みに感謝致します。

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