パリ近郊のアクセスマニュアル

写真:ゴトウヒロシ 取材・文:猫沢エミ 

電車の乗り方 切符の買い方から
乗り換えまで
Billet-ビエ/切符の買い方 RER(パリ近郊高速地下鉄線)を使う、Chantilly、St.Rémy-lès-Chevreuseは、出発駅に向かう最寄りのメトロ駅窓口で、行き先を言って購入。「Je prends un (2名の場合はdeux)billet aller-retour à Chantilly (もしくはSt.Rémy-lès-Chevreuse) S.V.P」‘ジュ・プラン・アン(ドゥ)ビエ・アレルトゥー・ア・シャンティイ(サン・レミー・レ・シュヴルーズ)スィル・ヴ・プレ。
SNCF(国鉄線)を使う、Auvers-sur-Oise、Chartresは、最寄りのメトロ駅からそれぞれのSNCFの出発駅まで行き、窓口で切符を買う。(自動券売機もあり)買うときのフランス語は、RERのときと同じ。朝は、窓口が混雑するので、少し時間に余裕を見るとよい。

*注意! Auvers-sur-Oise駅は、18 :00で閉まることがあるので、出発時にかならず往復チケットを買うこと。

 

モニター掲示板

ホームにきたら、まずここで自分の乗る電車が何時に来るのか、確認する。一番上に映っている地名と時間が、次に来る電車。その下は、後続の電車。Direction=方面、Destination=行き先、Heure de passage =出発時刻。
こちらは、次の電車がどの駅に止まるのかを示している。→ 写真上
もうひとつの掲示板

黄色の丸が止まる駅。乗りたい電車が掲示されたら、目的地に止まる電車かどうかを確認する。→写真下
コンポストゥールで切符を切る

SNCFや各行き先の駅では、写真のようなコンポストゥール(切符切り機)があるので、乗る前に必ず自分で切っておくこと。稀に車内検査で、切っていない切符に対して罰金を求められることもあるので、要注意。
上手な旅のためのアドバイス

フランスの電車は、日本のように時間ぴったり…というわけではない。だから、多少時間が遅れても慌てないこと。普段1本で行ける線も、工事や事故で、急に乗り換えを指示されたり、バスに乗り換えることもある。もしもそんなとき、乗るべき電車がわからなくなってしまったら、「On va aller à ○○○?」─オン・ヴァ・アレ・ア・○○○(行き先名)?-と、まわりの人に聞いてみよう。紙に書いて見せてもOK。 RERを使う場合、途中、治安の悪いところを通過する線もあるので、慣れていない人は夕方早めの時間に戻ること。

 

SNCF

RERと同じように、モニターで行き先、時刻などを確認するのと同時に、何番ホームから電車が出発するのかを見る。Voie=ホームの番号。自分の乗りたいホームへ着いたら、掲示板で行き先と時刻を確認する。

現地についたら、まず地図をゲット!

この特集では簡単な地図を載せているが、現地へ着いたら、まずOffice de Tourisme(観光局)へ行って、地図をもらうこと。パリとは違い、細かく番地がついていないところもあるが、複雑ではないので、地図さえあれば行きたいところへ行けるはず。‘Je prends un plan S.V.P’—ジュ・ポン・アン(2枚欲しいときはdeux-ドゥ)・プロン・スィル・ヴ・プレ’

 


BONZOUR JAPON Nº 8 [パリから行く、近郊の小さな旅 ] より

*取材データは最新のものですが、ここで紹介される品物の値段、および各店舗の営業時間・定休日は急に変更されることがあります。また、文章は取材当時のものを使用していますことをあらかじめご了承ください。